備忘録。

CoC初心者たちのセッションログなど。

This Is The Placeログ(5)

ちなみにKPのこだわりで、セッション中ずっと行く先々に合わせたランド内のBGMがかかっていたのでした。

 

小夜「休止中だけどさー、これメダルに書いてあるやつ。イッツアスモールワールドだし、真矢くんち雑誌のスモールワールドの定期メンテナンスの記事も気になるし」
朝倉「行ってみましょう」

KP「他の乗り物と同じく、キャストさん以外のお客さんはいないです。小さな世界のいつものボートに乗り込んで、船がすいーっと出発すると、キャストのお姉さんが行ってらっしゃいと手を振ってくれます」

小夜「お、乗れたんだ」

KP「乗れました。そうすると、後ろから“待って、待って”と少年が飛び乗ってきます」

小夜「お、少年。君どこの少年?」
朝倉「お客さんが」

KP「“あー、よかった。間に合ったよ。先に行くなんてひどいなあ”」

小夜「え、これどこ向かってんの?」
朝倉「誰???」

KP「少年の風貌は浅黒い肌に銀髪の美少年で、十四、五歳くらい。蝶ネクタイに黒い燕尾服を着ています。二人に向かって話しかけてきます。“ねえ、知ってる? トゥモローランドっていう2015年の映画。ジョージ・クルーニーが主演の”」

小夜「あ、見た見た」
朝倉「僕も見ましたよ」

KP「“あれってニューヨークの万博のイッツアスモールワールドに乗ったら、未来都市のトゥモローランドに行けるって話だったんだけど、あれは未来人からピンバッジを渡してもらったから異世界に行けたんだよね。君たちはどこに辿り着くのかな。本当に、トゥモローランドみたいに夢の叶う場所なのかな?”って言いながら、チシャ猫みたいに口を三日月にしてにやにや笑いながら二人を見ています。なにを聞いても、知らないとか興味ないとか言って答えてくれない。船は普通に進んでいって、いつも通りのスモールワールド」

小夜「目星とかできる?」

KP「うん」

小夜「じゃあ目星振る。あ、失敗。隣の少年のことが気になってしまって集中できなかった」
朝倉「成功」

KP「現時点では朝倉の記憶どおりのスモールワールドで、懐かしいです。結構長い時間、普通に乗ってます。二人も、あれ以降喋らなくなったから、その少年のことは放置しています」

小夜「あそこピノキオの人形とかあるんだよねー、と話しかけます。朝倉弟に」
朝倉「そうなんですねー」
小夜「つまんなそー!!」
朝倉「ちょっと放っておいてもらえます? 僕、昔のこと思い出しながら楽しく見てるんで」
小夜「そうなんだ……」

KP「で、最後のエリアに差し掛かったところで、少年がぱっと立ち上がって」

小夜「急に立つと危ないよ」

KP「二人の頭に直接響くように語りかけてきます。“最後にひとつだけ忠告してあげるね。ここから先に出会うすべての生きものに攻撃したり、危害を加えたりしないこと。約束して、もし破ったら僕が君たちを殺しにくるからね。あはははは”って高らかに笑って、パッと消えちゃいました」

朝倉「聞きました?」
小夜「あいつ直接脳内に……!」
朝倉「ていうか、殺しに来ますって言ってましたよ」
小夜「ファミチキください……」
朝倉「ちょっとSANチェックした方がいいんじゃないですか?」

KP「それから船が最後の、世界各国の子供たちが白い服で歌い踊るエリアに入ったはずなのに、音はめっちゃ聞こえてくるけど人形は一人もいない。おかしいなって二人が思ったら、あたりがどんどん暗くなって、音楽も鳴り止んで、暗闇の中を進んでいく状態になります。少年のさっきの言動と、異様な現状にSANチェックです。成功で1、失敗で1D3」

小夜「62だから成功。1か」
朝倉「失敗」

KP「そのまま乗ってると、真っ暗闇で無音の状態。さっき感じた不気味な気配が近づいてくるのを、小夜は気付きます」

小夜「聞き耳かアイデア?」

KP「そう。さらに振ってもらえれば」

小夜「聞き耳聞き耳……どっちでもいい?」

KP「どっちでもいいよ。高い方で」

小夜「じゃあアイデアで……失敗。あー、大事なとこで失敗する小夜!」

KP「それを言葉で伝えれば、朝倉も調べられるよ」

小夜「あのさー、なんか不穏な気配がするんだけどさー、僕よく分からなくて」

KP「でたwww 小夜の代名詞」

朝倉「いっつもそうですよねー。まあ、僕もちょっと気になってたんで。34、成功」

KP「その気配はずりずりと近づいてきている気がする。黒いタール状のような、スライムのようななにかのような気がするけど、まだ遠くにいます。遠くっていうか近くはない。で、そうすると、今度は女の人の声が聞こえてきます。その声は“お願い、水の中に逃げて。今すぐ飛び込んで”という女性の声です」

小夜「女の人の声ですか?」

KP「女の人の声です」

小夜「では僕は飛び込みます」

KP「しかも綺麗な声です」

小夜「完全に僕は飛び込みます」

KP「えっ、朝倉は? えっ、相談もせず?」

小夜「あっ、二人とも聞こえてんでしょ?」

KP「二人に聞こえてる」

小夜「じゃあ、これは飛び込もう。いや、これは多分女の人の方が、僕の直感で正しいから飛び込もう」
朝倉「小夜さん、ガチっすか?」
小夜「ガチwww」
朝倉「ガチっすか?」
小夜「いや、綺麗な女の子の声に悪い人は多分いない」
朝倉「責任取れます?」
小夜「まあ死んじゃったら責任取れないし……」
朝倉「これ貸しひとつですからね」
小夜「はいはいはい、はーい、飛び込もうね」
朝倉「いいですね」
小夜「うん」
朝倉「じゃあ行きますよ。貸し一つですからね。三つで絞めますよ」

 

 

つづく