備忘録。

CoC初心者たちのセッションログなど。

【デッドラインヒーローズ】ソロシナリオ/『Mission ZERO』


最近『デッドラインヒーローズRPG』を購入しました。
とりあえず友人と『強襲!!ロックウェイブ島』を回しつつ、シナリオ集の『学園エピキュリアン』にあったソロシナリオが遊びやすいなと感じたので、同じような形式で身内向けにソロシナリオを作ってみたのでした。チャレンジフェイズの判定は、クリックで判定結果まで飛びます。(PC版表示推奨)
覚醒シナリオなので、新規PCかつ、まだヒーローとして活動していないPCをターゲットとしたシナリオです。

 

【Mission ZERO】

 ・シナリオ概要/エントリー
何者かに背後から殴られ誘拐された君は、薄暗い部屋の中で目覚めた。
手足は繋がれ、頭は鈍痛を訴えているが、体の奥から妙な力がみなぎってくるのを感じる。
目覚めた君の傍には幸いにも見張りの姿がない。
力を込めて拘束を解いた君は、謎の施設からの脱出を目指すのだった。

 

 

※シナリオの導入上、テクノマンサー/ジャスティカ/ハービンジャー以外のオリジンが望ましい 。PCがサイオンだった場合、PCは自分が超人種であることに気付かず生きてきたが実験のショックによって覚醒する。エンハンスド/ミスティックは覚醒チャートの【ウイルス】 【焼き印】を該当させることとする。

 

【初期グリット】

君は3点の初期グリットを取得した状態でゲームを開始する。

 

【シナリオ事前情報】

リトライ:2
初期グリット:3
チャレンジ:3
クエリー:なし

 

【導入フェイズ】


▼状況

 闇に沈んでいた君の意識は、今は夢と現の狭間をさまよっている。ふと聞こえてきた音に、体が先に反応した。指先がぴくりと動くが、なにやら窮屈な感じがする。そこで君は目覚める。
 まず目に飛び込んできたのは、目映い光だった。
 天井に取り付けられた蛍光灯が冷たい光を放っている。
 反射的に体を起こそうとした君は、そこではじめて自分が拘束されていることに気付く。
 手術台と思しき台の上に金属製の拘束具で手足を固定され、並の人間では解くことはできないだろう。だが君は、体の奥でなにか奇妙な力が燻っているのを感じる。
 君は自分の内側に発見してしまった「未知」に戸惑い、その感覚を振り払おうと全身に力を込めて両手両足を揺さぶった。すると、君を固定していた拘束具が呆気なく壊れて床へ落ちた。

 体が自由になったら「展開フェイズ」へ進む。

 

【展開フェイズ】


 展開フェイズでは、PCは自分の身に起きたことを把握し、脱出を試みることになる。
 3つのチャレンジイベントを順番に処理すること。
 最後のチャレンジをクリアする、もしくはリトライが0未満になった時点で決戦フェイズに移行する。決戦フェイズの開始時点で、成功していないチャレンジがひとつあるごとに、PCのすべてのエナジーを3D6点ずつ減らすこと。

 

▼チャレンジ①【施設探索】


 拘束を解いた君は「自分の身になにが起きたのか」「なぜこんな場所で目覚めたのか」といった疑問の答えを求めて、施設内を探索することにした。
 本シナリオのチャレンジ判定では、1D6を振ってランダムに使用する技能を決めること。

 

〈1,2…知覚:近くの部屋で白衣を着た人物が、手術台に拘束した青年に注射を打つ姿を目撃〉
〈3,4…隠密:白衣の人物を発見。密かに後を付け、人気のない場所での襲撃を試みる〉
〈5,6…運動:背後から突然奇襲を受ける〉

 

 いずれかのチャレンジ判定に成功したら「成功時の描写」の項目を読み、次のイベントに進むこと。

 

▽成功時の描写

 

【〈知覚〉に成功した】
 部屋から出た君は、まずは現状を把握するため密かな探索を試みる。カードキーを必要とする部屋が多く中には入れないが、雰囲気からしてどうやら研究施設のようだ。さらに廊下を進んだ君の耳に、なにか呻き声のようなものが聞こえてきた。
 他に手掛かりもない。声の方へ向かった君は、扉の開いた部屋を見つける。中では青年が、先程までの君と同様に拘束されていた。その傍らには白衣を着た男の姿があり、君の目の前で、青年の首筋に注射器の針が打ち込まれる。
 はっとした君が自分の首筋に手をやると、そこは針で刺されたようにぷっくりと腫れており、小さな痛みが走った。

 

【〈隠密〉に成功した】
 部屋から出た君は、通路で白衣を着た人物の姿を見かける。相手は小脇にファイルを抱えており、なにか知っていそうな雰囲気だ。君は密かにあとをつけ、備品庫と思しき部屋の前で男を襲撃した。君は男を備品庫に引きずり込み、問いただす。
 男は君に怯え、しどろもどろにこう語った。
「ここはスマイルスレイヴ傘下の施設〈更鐘医学研究所〉です」
「か、金河岸氏は超人種を人為的に造り出す研究を進めさせておりまして……その、後天的な超人種の大量生産が可能になれば、他のヴィラン組織はおろか、旧世代政府にも売れる、いわゆる戦争ビジネスとして成り立つと……」
「そして我々はひとつの血清を作りました。〈ArmyAnt〉…これは旧世代を軍隊アリ……つまり超人種に変えるものです。とはいえ効果はまだ不安定で、被験者の5割は未覚醒のまま死亡、4割は覚醒後の肉体変化に耐えきれず死亡しています。あ、あなたも実験直後に心肺停止したので、廃棄予定だったのですが…なるほど、蘇生後に覚醒するケースもある、と……」
 彼の話によると現在は君の他に2人、被験者が囚われているのだという。

 

【〈運動〉に成功した】
 通路を歩く君の首に、背後からチェーンが巻き付けられた。君は首を絞められる前に、咄嗟に首とチェーンとの間に手を差し込み、事なきをえる。そんな君の耳元で、憤怒に燃えた男の声が訊ねてきた。
「ここはどこだ? 俺になにをした? 遊太の居場所を教えろ!」
 察するに、どうやら彼もこの施設の人間ではないようだ。君が事情を話すと、男は驚いたようにチェーンを緩め、慌てて謝ってきた。
「悪い。あんたも俺と同じだったのか。俺の名前は中島秀男。誘拐された双子の弟を助けに来たんだが、俺も捕まってしまって…もし迷惑じゃなかったら、探すのを手伝ってくれないか?」
 秀男は途方に暮れた顔で目を瞬かせている。その瞳の奥では、瞳孔が炎のように揺らめいているように見える。君が訊ねると、秀男は目覚めたらこんなふうになっていたのだと、手から炎を出しながら教えてくれる。

 

▽失敗した場合。
 君はリトライを1点減らすこと。
 このイベントのチャレンジ判定に失敗した場合、君は判定に成功するまで次のチャレンジを行うことはできない。リトライ回数が0以下になった場合、その時点で決戦フェイズへ移行する。(なにも分からないまま途中で何度かの戦闘を行い、どうにか出口付近に辿り着いたという形になる)
 

▼チャレンジ②【救出】

▽チャレンジ①で〈知覚〉に成功している場合。

目の前で注射を打たれ、ぐったりしている青年を助けることになる。

〈1,2…白兵or射撃:体の奥から力が湧いてきた。本能に身を委ねる〉
〈3,4…霊能:自分の内側で渦巻く得体の知れない力を、研究員に向ける〉
〈5,6…作戦:室内にあるものを使って、研究員を襲撃する〉

 

【〈白兵or射撃〉または〈霊能〉に成功した】
 君は気付くと床を蹴っていた。音に気付いた研究員と思しき男は振り返るが、遅い!
 君は本能の赴くまま、自分の内側で燻っていた力を研究員にぶつけた。力の奔流に襲われた研究員は、一言さえ発することもできないまま昏倒する。力の制御ができなかったせいか急所は外しており、どうやら息はあるようだ。そのことを確認した君は安堵し(あるいはとどめを刺すのも自由である)手術台に拘束された青年を助ける。
 青年の意識は朦朧としているが、五分もした頃には会話が可能になり、君に礼を言うだろう。
「助けてくださって、ありがとうございます。俺の名前は中島遊太。どうやら双子の兄と間違えてここへ連れてこられたようなんですが……一体、どうなっているんでしょう」
 起き上がった遊太とともに室内を調べた君は、研究ファイルを見つける。記述によれば、ここはヴィラン組織〈スマイルスレイヴ〉の傘下にある施設〈更鐘医学研究所〉のようだ。研究所では、旧世代を超人種に変えるための血清〈ArmyAnt〉の実験が行われている--とある。
 すべてを察した遊太が、青ざめた顔で君に言う。
「どうやら俺たちは被験体にされたようです。ということは、あなたの先程の力も……いえ、考えるのは後にしましょう。まずはここから逃げなければ……」

 

【〈作戦〉に成功した】
 君は足音を立てず部屋に入ると、入り口のあたりに置かれていた箱形の器具を両手で抱えた。重量のある金属製のそれを振りかぶり、まだこちらに気付いていない研究員の頭に叩き付ける。研究員は小さく悲鳴を上げ、倒れた。
 研究員が昏倒したことを確認した君は、手術台に拘束された青年を助ける。
「助けてくださって、ありがとうございます。俺の名前は中島遊太。どうやら双子の兄と間違えられてここへ連れてこられたようなんですが……一体、どうなっているんでしょう」
 起き上がった遊太とともに室内を調べた君は、研究ファイルを見つける。記述によれば、ここはヴィラン組織〈スマイルスレイヴ〉の傘下にある施設〈更鐘医学研究所〉のようだ。研究所では、旧世代を超人種に変えるための血清〈ArmyAnt〉の実験が行われている--とある。
 すべてを察した遊太が、青ざめた顔で君に言う。
「どうやら俺たちは被験体にされたようです。ということは、俺とあなたは……いえ、考えるのは後にしましょう。まずはここから逃げなければ……」

▽チャレンジ①で〈隠密〉に成功している場合。

自分と同じ実験の被害者である、二人の被験者を捜すことになる。
このチャレンジでは、研究員の〈支援〉を受け、技能の成功率に+20%できるものとする。

〈1,2…心理:研究員を脅しつけ、二人の居場所を聞き出す〉
〈3,4…交渉:研究員の良心に訴え、二人の救助に協力させる〉
〈5,6…操縦:研究員を昏倒させ、彼の持っていた端末を使って二人の居場所を探り出す〉

 

【〈心理〉〈交渉〉に成功した】
 君は研究員を説き伏せ、二人の被験者「中島秀男」「中島遊太」の居場所を聞き出す。
 彼らが囚われている部屋は備品庫から近く、君は研究員を連れて二人を救出に向かった。まだ血清を打たれたばかりなのか二人はぐったりしているが、幸いにも命に別状はなさそうだ。
 まず秀男の拘束を解こうとした君は、ぼんやりと天井を見つめる彼の目の中で炎が揺らめいているのを認める。どうやら超人種として覚醒しているらしい。
 体の自由を取り戻した二人は、それぞれ君に礼を言う。
「ありがとう。あんたのおかげで助かった」
「ありがとうございます。協力して、ここから出ましょう」

 

【〈操縦〉に成功した】
 君は研究員を昏倒させると備品庫にあった紐で縛り上げた。研究員の白衣を探った君は、タブレット状の電子端末を発見する。指紋認証式だが、気を失っている研究員の指を使うと二人の被験者「中島秀男」「中島遊太」の居場所が分かった。
 彼らが囚われている部屋は備品庫から近く、君は研究員を連れて二人を救出に向かった。まだ血清を打たれたばかりなのか二人はぐったりしているが、幸いにも命に別状はなさそうだ。
 まず秀男の拘束を解こうとした君は、ぼんやりと天井を見つめる彼の目の中で炎が揺らめいているのを認める。どうやら超人種として覚醒しているらしい。
 体の自由を取り戻した二人は、それぞれ君に礼を言う。
「ありがとう。あんたのおかげで助かった」
「ありがとうございます。協力して、ここから出ましょう」

▽チャレンジ①で〈運動〉に成功している場合。

秀男とともに遊太を救出することになる。
このチャレンジでは秀男の〈支援〉を受け、技能の成功率に+20%できるものとする。

〈1,2…知覚:人の気配と声を頼りに、遊太を探す〉
〈3,4…隠密:秀男とともに研究員を襲い、遊太の居場所を聞き出す〉
〈5,6…科学:警備室に忍び込み、監視カメラの映像から遊太の居場所を突き止める〉

 

【〈知覚〉に成功した】
 君は感覚を研ぎ澄ませ、人の気配とかすかな音を頼りに遊太の囚われている部屋を突き止めた。秀男とともに部屋の扉をこじ開け、拘束されていた遊太の救出に成功する。
「あなたが俺と秀男を助けてくださったんですか。ありがとうございます。まったく兄貴ときたら、いつでもトラブルに首を突っ込んで……そのたびに俺を巻き込むんだから……」
 居たたまれない様子の秀男、起き上がった遊太とともに室内を調べた君は、研究ファイルを見つける。記述によれば、ここはヴィラン組織〈スマイルスレイヴ〉の傘下にある施設〈更鐘医学研究所〉のようだ。研究所では、旧世代を超人種に変えるための血清〈ArmyAnt〉の実験が行われている--とある。
 それを見た秀男が苦い顔で言った。
「〈スマイルスレイヴ〉か。思った以上に厄介だな。とりあえず、ここから出よう」

 

【〈隠密〉に成功した】
 君は秀男とともに、一人で通路を歩いていた研究員を襲い、遊太の居場所を聞き出した。研究員から奪ったカードキーで部屋の扉を開け、拘束されていた遊太を救出する。
「あなたが俺と秀男を助けてくださったんですか。ありがとうございます。まったく兄貴ときたら、いつでもトラブルに首を突っ込んで……そのたびに俺を巻き込むんだから」
 居たたまれない様子の秀男、起き上がった遊太とともに室内を調べた君は、研究ファイルを見つける。記述によれば、ここはヴィラン組織〈スマイルスレイヴ〉の傘下にある施設〈更鐘医学研究所〉のようだ。研究所では、旧世代を超人種に変えるための血清〈ArmyAnt〉の実験が行われている--とある。
 それを見た秀男が苦い顔で言った。
「〈スマイルスレイヴ〉か。思った以上に厄介だな。とりあえず、ここから出よう」

 

【〈科学〉に成功した】
 君と秀男は警備室に忍び込み、監視カメラの映像をチェックした。そこには遊太が囚われているらしい部屋の様子も映っている。警備室にあった地図から部屋の場所を特定した君たちは、予備のカードキーを使って部屋の扉を開け、拘束されていた遊太を救出する。
「あなたが俺と秀男を助けてくださったんですか。ありがとうございます。まったく兄貴ときたら、いつでもトラブルに首を突っ込んで……そのたびに俺を巻き込むんだから」
 居たたまれない様子の秀男、起き上がった遊太とともに室内を調べた君は、研究ファイルを見つける。記述によれば、ここはヴィラン組織〈スマイルスレイヴ〉の傘下にある施設〈更鐘医学研究所〉のようだ。研究所では、旧世代を超人種に変えるための血清〈ArmyAnt〉の実験が行われている--とある。
 それを見た秀男が苦い顔で言った。
「〈スマイルスレイヴ〉か。思った以上に厄介だな。とりあえず、ここから出よう」

 

▽失敗した場合
 判定に失敗した場合は、リトライを1点減らした上で、再度このチャレンジ判定に挑戦すること。成功するまで、次のチャレンジに進むことはできない(リトライが0未満になった場合、通常のルール通り、その時点で決戦フェイズへ移行すること)

 

▼チャレンジ③【脱出】


 〈更鐘医学研究所〉からの脱出を目指す君たち。
 だが研究者たちは君たちの逃走に気付いたらしい。施設内に警報が鳴り響く。重たげなシャッターで封鎖されていく通路を素早く移動し出口へ向かうためには、チャレンジ判定に成功しなければならない。
 チャレンジ①で〈知覚〉に成功している場合(秀男と研究者から〈支援〉を受けていないルート)、遊太の支援を得て技能成功率に+20できるものとする。

〈1,2…運動:超人的なスピードで通路を駆け抜ける〉
〈3,4…追憶:今まで探索してきた通路の様子を思い出し、最短ルートを選ぶ〉
〈5,6…操縦:セキュリティ装置をハッキングし、出口までの封鎖を解く〉

 

 ▽失敗した場合
 判定に失敗した場合は、リトライを1点減らした上で、再度このチャレンジに判定に挑戦すること。このチャレンジ判定に失敗する、もしくはリトライが0未満になったなら、決戦フェイズを開始する。
(どうにか出口まで逃げ延びたが、満身創痍という形になる)

 

【決戦フェイズ】

※この時点で成功していないチャレンジがひとつあるごとに、エナジーを2D6点減らすこと。逆にリトライが残っていた場合、通常ルール通り休息を挟んでもいい。

▼状況
 施設を出た、あるいは施設を出ようとした君の目の前に、一体のエンハンスドが立ちはだかる。
 体は巨大化しているが、筋肉が不自然なまでにぼこぼこと膨れ上がり、手足の大きさもばらばらで均整が取れていない。彼も〈AA〉実験の被験者かもしれないが、もはや自我はないようだ。狂気をはらんだ目で、君を睨んでいる。近くに設置されたスピーカーから声が聞こえてくる。
「被験体三名が逃亡した。No.00、逃亡者たちを捕らえろ。抵抗するようなら手足の一本、二本はちぎってもいい。だが、くれぐれも殺すなよ。大事な成功例だからな」
「GUGYAAAAAAA!!!!」
 命令を受けたエンハンスドは咆哮を上げ、君に襲いかかってくる。彼が腕をひとふりすると、軽く掠めただけの地面が大きくえぐれた。

 

▼解説
 エンハンスドとの戦闘だ。
 〈白兵〉〈射撃〉〈霊能〉〈作戦〉いずれかで判定。パワーも好きなだけ使っていい(ただしここで必要なのは判定結果のみなので、敵に与えるダメージ量は無視するものとする)。すべての判定は、成功率に-30とすること。何度でも判定していいが、失敗するごとに1D4を振り、偶数目の場合はダメージを、奇数目の場合はショックを、3D6点受けること。
 合計で3回判定に成功した時点で、エンハンスドを撃退することができる。

 

【余韻フェイズ】


 君は今や完全に超人種として覚醒し、エンハンスドの猛攻を退けた。超人種として生まれ変わった君が成りえた「可能性のひとつ」とも呼べる怪物は、ゆっくりと地面に倒れていった。無理な覚醒は肉体への負担も大きかったのだろう。その体はやがて石のように硬直していき、ひび割れ、生命活動を停止した。
 君はそのまま逃走してもいいし、ともに脱出した、あるいはあとから脱出してきた中島兄弟とともに施設を焼き払ってもいい。
 どちらにせよ〈AA計画〉は貴重な成功例を失い、しばらく凍結されることになる。
 哀れなエンハンスドの亡骸を背に施設を去った君がヒーローとして名を馳せるようになるのは、それから少し後の話である。

 

 

 


「Mission ZERO」FIN.

【成長点の取得】

リマークを使用していれば4点、そうでなければ3点の成長点を得る。

【中島兄弟について】

NPC。(なっこさん宅PC)

中島秀男…遊太の双子の兄。

義理堅いヤンキー。バイクを走らせていたところ、黒塗りの車と接触。チンピラ(スマイルスレイヴ傘下にあるヤクザ組織の構成員だった)と揉め、彼らをぼこぼこにするが、そのせいで秀男と間違われた遊太が報復に遭う。遊太を助けに向かう秀男だったが、彼自身も囚われ〈AA計画〉の犠牲となった。〈更鐘医学研究所〉にて血清を打たれ、ミスティックとして覚醒。武器は炎のチェーンと、対象に全ての罪を追憶させる「断罪の瞳」。完全にゴーストライダーである。後に、ヒーロー「ペンギン=シャドウマスター」として活動を始める。

中島遊太…秀男の双子の弟。

生真面目な優等生。秀男と間違われ、誘拐される。〈AA計画〉により、ミスティックとして覚醒。風を自在に操る能力を得る。飛行能力を、さらに背中に装着した飛行ユニットによって補っており、空中でも自在な活動を可能としている。後に、ヒーロー「イーグル=ライトソルジャー」となる。

【スマイルスレイヴについて】

ルルブp216参照。

【更鐘医学研究所】

〈スマイルスレイヴ〉が傘下に置いている医学研究所(捏造)
表向きは難病の治癒研究などを行っていたが、裏では金河岸の依頼を受け、いくつかの生体実験および超人種を被験体とした人体実験を行っていた。責任者はDr.更鐘。今回のシナリオでは、余韻フェイズでPCがどのような行動を取っても、Dr.更鐘だけは逃げ延びる。