備忘録。

CoC初心者たちのセッションログなど。

デッドラインヒーローズシナリオ【神の消えた日】

身内でぼんやりと遊んだオリジナルシナリオ②

 【シナリオタイトル:神の消えた日】

【事前の公開情報】

▽プレイ人数:3(4)

▼リトライ:2
▼初期グリット:3
▼チャレンジ:2
▼クエリー:3

【シナリオの概要】

かつて忍びを輩出していた伊賀の里も今は時代の流れに則り、ヒーローの育成に力を注いでいた。彼らはガーディアンズ・シックスに所属することを嫌い、ヒーロー機関『白鴉』を独自に設立したのである。

そんな『白鴉』からガーディアンズ・シックスに協力要請が届く。
密かに管理していたハービンジャー、ナイトアローが逃亡したので追跡と確保に協力してほしいのだという。
それぞれの想いを胸に、ヒーローたちはナイトアローを追うことになる。

 

――これはヴィランとの戦いではない。

 

NPC情報】

・御使イ半蔵
性別:男 年齢:34歳
伊賀の里が独自に設立したヒーロー機関、『白鴉』の頭領。
本名は服部将矩。ペストマスクのような白い鴉面と黒衣に身を包む。彼自身は半蔵の名とともに力を継承したミスティックである。
幼い頃から忍びのあり方を叩き込まれた。守るべきは秩序。守るべきは世の安寧。そしてヴィランこそが無秩序に他ならない。この世からヴィランを消すためならば犠牲にしても構わない。どんな手を使おうとも正義である――という苛烈な正義の信奉者。

 

・ナイトアロー
性別:女 年齢:?
地球から離れた天津星を統べる天帝の第三皇女。
とあるヴィランを追って地球に訪れたのだが、戦いの最中に『白鴉』の砦をひとつ壊滅させている。謝罪のために伊賀の里を訪れたところ、ハービンジャーの力に目を付けた半蔵に騙され、飛行装置《天ノ羽衣》を奪われた。以降はずっと監禁状態で、拷問じみた人体実験の犠牲となっていた。
彼女の境遇を憐れんだ若い白鴉忍に助けられ白鴉の砦を出たが、《天ノ羽衣》の起動に必要な部品の一つが半蔵によって抜き取られていたため、白鴉の森を逃げ回っている。

 

【エントリー】

[エントリー:PC01]
キミはガーディアンズ・シックスに所属するヒーローである。まだ若く、ヒーローとして希望と理想を抱いており、正義を疑っていない。
ある日キミはG6を通じて、『白鴉』に所属しているハービンジャー:ナイトアロー追跡の要請を受ける。キミはなんの疑いもなく、任務に乗り出した。

 

[エントリー:PC02]
キミはヒーロー機関に所属していない。
キミは、日々組織化されていく正義に疑問を抱いている。
「日々新しい兵器を作り、若い超人種を確保して、戦力を育てる。組織として行っていることはヴィランと変わらないのではないか?」
ある日、知人からの要請を受けてヴィランを捕らえたキミの前にチェインが現れる。

 

[エントリー:PC04]
※4人の場合。
キミはPC2のサイドキックである。組織に所属しないことのハンデを感じながらも、PC2を信じ、PC2を様々な方面で支援している。
ある日、装備の整備をしていたキミはPC2から呼び出された。とある任務への協力を要請されたようだが、通信越しのPC2は気乗りしていない雰囲気だ。

 

[エントリー:PC03]
キミには望まぬ理由でハービンジャー化し、現在G6預かりになっている友人がいる。その友人はキミにとって大切な存在であり、キミは友人を救う手がかりを見つけられればという思いでヒーロー活動をしている。
『白鴉』からハービンジャー:ナイトアローが逃げ出したという噂を聞いたキミは、友人とナイトアローを重ね、居ても立ってもいられずに行動を起こした。

【導入フェイズ】

[イベント01:新たな任務]

・登場キャラクター:PC1
・場所:G6本部

▼状況

キミはまだ駆け出しのヒーローで、ヒーローとしての活動に希望と理想を抱いて日夜活動している。そんなキミを、ガーディアンズ・シックスは呼び出した。
ヒーロー機関『白鴉』から、以下の要請があったという。
「所属していたハービンジャー“ナイトアロー”が逃亡を図ったため、これの追跡と確保に協力してほしい」
「本来ならG6に介入を頼むようなことではないが、知っての通りハービンジャーは少々特殊なオリジンだ。早く捕まえなければ民間に被害が出るかもしれない」

・解説
白鴉は伊賀の忍を中心に構成されたヒーロー機関だ。彼らは忍びらしい独自の掟を守っており、抜け忍はどこまでも追われる身となる。そんな情報をPC1に与えてもいい。

 

・状況2

任務を引き受けたキミは、白鴉の頭領“御使イ半蔵”とともに、ナイトアローを追うことになる。下忍から入った通信を頼りに駆けつけると、すでに戦闘は終わっていた。
そこには焼け焦げた白鴉忍たちの死体が転がっている。
半蔵はそれらを一瞥すると、キミに「無駄足だったようだ。次へ行こう」と告げた。

・解説2
PC1がもし白鴉忍の死体を弔うか、その死を悼むようなことを言ったのなら、半蔵は冷ややかに「不要だ」と言い放つだろう。半蔵は死んだ配下たちには見向きもしない。
白鴉忍にとって、命は消費するものだ。代わりはいくらでもいる。

 

▼エンドチェック

□チェック項目:ナイトアローが白鴉から逃亡したことを知った。
□チェック項目:PC1が半蔵の態度に反応を示した。

 

------------------------------------
[イベント02:正義の監視者]

・登場キャラクター:PC2
・場所:街中

▼状況

キミはいつものように一人でヴィランを追っている。キミは組織に所属しておらず、大抵は一人か、知人に協力する形で活動している。今はヴィランの目撃情報を追って、G6の知人とともに街を飛び回っている最中だ。
ヴィランを捕らえた後、知人はキミを誘うだろう。
「よかったら、うちに所属しないか? 一匹狼は不便だろう?」

・解説

知人はPC2にとって数少ない信頼に足るヒーロー仲間だ。
G6に所属してはいるものの、超人種の未来やヒーローとヴィランとの戦いで力がインフレしていくことを憂えている。
この勧誘には、PC2が傍でともに戦ってくれたら心強いという想いがある。

 

▼状況2

キミが答えようとしたとき、黒服のチェインが現れる。
チェインはキミの知人に向かって任務を告げるが、その場には捕らえたばかりのヴィランもいる。任務の内容は『白鴉』から逃げ出したハービンジャーを確保するというものだった。それを聞いた知人は、なにかに気付いたようにハッとしてキミに囁く。
「すまないが、この任務を手伝ってくれないか。俺はこいつをロックウェイブ島へ連れていって、戻り次第合流する」
「俺よりもキミの方が実力は上だ」
「それに、キミには頼りになるサイドキックもいる(※PC4がいる場合のみ)」

・解説2
『白鴉』では日々強大化していくヴィランに対抗する力を得るため、ハービンジャーを使った実験が行われている。これは秘密裏にこそされているものの特別なことではない。G6や他のヒーロー機関の上層部も少なからず、公にできない研究を進めているからだ。
PC2の知人はそのことを知っており、組織の一員として良心の呵責を覚えてもいる。
しがらみのないPC2ならハービンジャーを助けてくれるかもしれない、と他力本願ながら密かに期待しているのだ。

 

▼エンドチェック

□チェック項目:PC2がヒーローとしてのスタンスを設定した。
□チェック項目:PC2がハービンジャー確保の任務を受けた。

 

---------------------------------
[イベント02-2:理想と現実]

※PLが3人のときには発生しない。
・登場キャラクター:PC4、PC2
・場所:研究所

▼状況
キミは現在、ラボにこもっている。先日、ヴィランとの戦いで摩耗した装備を整備しているのだ。キミは組織に所属せず活動するPC2をサイドキックとして支えている。
とはいえ、ヴィランとの戦いは日々激化している。装備の修理やグレードアップも、なかなか追いつかない。
ようやく作業が一段落し一息吐くキミに、PC2から通信が入った。
「G6から協力を要請されたので、キミにも来てほしい」
そう言うPC2は、なんだか気乗りしないような雰囲気だ。

・解説
PC4は一匹狼気質のPC2を一人で支えているが、現状ではヒーローよりヴィランの方が圧倒的に多い。ヒーロー間で個人的に協力しあっているとはいえ、個人で活動するPC2のやり方はサイドキックであるPC4にとっても当然負担がかかっている。という場面である。

 

▼状況2

キミがPC2と合流すると、PC2は任務について話してくれた。
「G6のヒーローに代わって、白鴉から逃げ出したハービンジャーを確保する」
ハービンジャー、ナイトアローは現在白鴉の砦がある山中を逃げ回っているらしい。

 

▼エンドチェック

□チェック項目:PC4がハービンジャー確保の任務について把握した。
□チェック項目:PC4がPC2と合流した。

 

---------------------------------
[イベント03:重なる面影]

・登場キャラクター:PC3
・場所:山中

▼状況

キミは山中で『白鴉』から逃げ出したハービンジャーのナイトアローを追っている。捕らえるためではない。力になりたいと思ったからだ。
キミには望まぬ理由でハービンジャー化してしまった大切な友人がいる。

・解説
友人はハービンジャー化した一般人だ。ハービンジャーの力を扱いきれない、超人種として特殊なケースであるなど設定はなんでもいい。今はG6預かりになっている。表向きは保護だが、実情は管理だ。

 

▼状況2

山中を移動していたキミは、爆発音を聞く。
駆けつけると、そこには白鴉の下忍たちに囲まれたハービンジャー、ナイトアローの姿があった。ナイトアローは善戦しているが、多勢に無勢で傷付いている。
このままだといずれは力尽き、下忍たちに捕まってしまうだろう。

・解説2
一般的なハービンジャーの例に漏れず、ナイトアローも異界からの来訪者である。
本来、地球のヒーローとは比べものにならない力を持っているが、地球の太母結界に阻まれて実力の10分の1も出せない。
白鴉の下忍たちは数で攻めて、じわじわとナイトアローを消耗させる作戦だ。

 

▼エンドチェック

□チェック項目:友人について設定した。
□チェック項目:PC3がナイトアローを助ける意志を示した。

 

【展開フェイズ】

[イベント04:正義とは]※クエリー1

・登場キャラクター:PC1、PC3
・場所:山中

▼状況

下忍からの連絡を受けたPC1と半蔵は、駆けつけた先で今度こそナイトアローを発見する。PC3がナイトアローに加勢しており、下忍たちは手こずっているようだ。
半蔵はPC1に告げる。
「さあ、PC1くん。任務を終わらせよう」

・解説
半蔵は当然、ナイトアローとPC3を攻撃する。
PC1はどちらのスタンスを取っても構わない。わけが分からず躊躇してもいいし、正義を疑わず半蔵に協力しようとしてもいい。

 

▼状況2

半蔵の登場で、白鴉忍軍が優勢になる。追い詰められたナイトアローは暴走状態になり、半蔵に向かって絶叫する。
「これがお前たちの正義か!」
「卑劣な嘘でわたしから《天ノ羽衣》を奪い、狭い場所に閉じ込め、拘束し、研究と称して非人道的な実験を繰り返したのがお前たちだ。ヴィランとなんら変わりはない」
「わたしを自由にしてくれ」

・解説2
ここでPC1は、はじめて白鴉がナイトアローに行っていた非人道的な実験の数々を知る。白鴉はナイトアローが持つハービンジャーとしての力を解析していたばかりではない。開発した対ヴィラン兵器を、人外の耐久力を持つ彼女で試すなどもしていただろう。

 

▼エンドチェック

□チェック項目:PC1とPC3が合流した。
□チェック項目:PC1が白鴉の行っていた実験について知った。
□グリットを1点得る。

 

-----------------------------
[イベント05:一方、その頃]※クエリー2

・登場キャラクター:PC2(PC4)
・場所:山中

▼状況

気乗りしないながらもナイトアロー追跡のため山中に入ったキミたちは、戦闘痕を見つける。白鴉忍たちは死亡しているようだが、草木を踏み荒らした中にひとつだけ別の方角へ向かった足跡がある。
キミたちと同じ追っ手か、それともナイトアローだろうか?
キミたちが後を追うと木々の間には白鴉忍が倒れていた。まだ子どものようだ。

・解説
PC2(とPC4)が出会うのは、白鴉の下忍である。過酷な訓練を受けているが、まだ幼く戦闘能力は低い。傷の様子を診るのなら、体には無数の古傷がある。本人は死への恐怖を克服できておらず、目にはありありと恐怖の色が浮かんでいるだろう。PCが優しい言葉をかけるのなら、周りの大人たちとの違いにあからさまにほっとして、ぽろぽろ泣き出す。

▼状況2

白鴉忍を助けた、あるいは事情を問いただしたキミたちは、白鴉がナイトアローに行っていた《ナイトアロー計画》の実態を聞く。
「頭領は、ナイトアローさんに酷いことをしていたと思います」
「でも、仕方ないって。ヴィランを倒すためだから」
「白鴉の砦にはまだまだ白鴉忍がいます。どれだけ仲間を殺されても、ナイトアローさんを捕まえるまで追い続けるでしょう。ぼくは戻って、報告しないと……」
そう言った幼い白鴉忍の瞳は、死への恐怖に揺れている。
ここでキミたちは気付くだろう。G6の知人が、この任務をキミたちに託した意図に。

・解説2
白鴉忍の実態は、PC2が危惧する「ヒーロー機関の暴走」そのものだ。
プレイ人数によって、以降に発生するチャレンジクエストの内容が変わる。

→(3人)1:幼い白鴉忍を説得し、白鴉忍の増援を遅らせてもらう。
→(4人)2:幼い白鴉忍に案内を頼み、砦へ向かう。

 

▼エンドチェック

□チェック項目:PC2(PC4)が幼い白鴉忍と出会った。
□チェック項目:PC2(PC4)が自分の取るべき行動を選択した。
□グリットを1点得る。

 

 -------------------------------

[イベント06:異神の暴走]※チャレンジ1

・登場キャラクター:PC1、PC3
・場所:山中

▼状況

絶叫したナイトアローの姿が変わる。
怒りか悲しみか、あるいはその両方か。感情の波に翻弄され、我を失っているようだ。彼女の叫びに呼応するようにして、山全体が震えている。気温も急激に上昇し、近くの枯れ木からは煙も上がっている。
ナイトアローをなだめなければ、異神の怒りは山ごとキミたちを焼き尽くすだろう。
また、こんな状況でも半蔵はナイトアロー確保のため攻撃の機会を窺っている。

・解説
PC1とPC3のチャレンジイベントだ。
PCがこのチャレンジを達成するためには、合計3回のチャレンジ判定に成功しなければならない。また一人のPCがすべての判定チャレンジを試みることはできないが、判定①と③は同じPCでチャレンジすることができる。

 

▼チャレンジ判定

判定①:〈心理〉〈交渉〉マイナス10%のどちらか。…暴走するナイトアローに呼びかける。
判定②:〈作戦〉…燃えだした枯れ木の延焼を防ぐ。
判定③:〈白兵〉〈射撃〉〈霊能〉のいずれか。…ナイトアローを狙う半蔵を牽制する。

失敗…
PCがこのチャレンジに成功しないまま展開フェイズを終了した場合、決戦フェイズが[イベント10:天の焔]になり、敵が半蔵からナイトアローに変化する。また山火事により、すべての戦闘エリアが〈ダメージゾーン4〉になる。

 

---------------------------
[イベント07-1:陰の功労者]※チャレンジ2

※プレイ人数が3人だった場合発生する。
・登場キャラクター:PC2、PC1、PC3
・場所:山中

▼状況

幼い白鴉忍は立ち上がり、砦へ向かおうとしている。
このままなんの助言もせずに行かせたら、目の前の白鴉忍は再び白鴉の過酷な任務に身を投じることになるだろう。また増援が来ればナイトアローも再び白鴉に囚われ、実験の犠牲になる未来が待っている。
なお判定①と②はPC2が行うことになるが、③は誰が行っても構わない。

 

▼チャレンジ判定

判定①:〈生存〉あるいは〈交渉〉…幼い白鴉忍の傷を手当てし、増援の妨害工作に協力するよう訴えかける。成功で白鴉忍は砦へ向かい、またPC2に《天ノ羽衣》の部品を渡す。
判定②:〈運動〉…判定①の成功後に発生。PC2はPC1、PC2の許へ駆けつける。
判定③:〈科学〉…幼い白鴉忍から預かった部品を使って、《天ノ羽衣》を修理することになる。

失敗…

PCが判定①に成功しないまま展開フェイズを終了した場合、決戦フェイズ[イベント09:誅罰]で毎ラウンドごとに白鴉忍が+2人増援として追加される。

 

------------------------

[イベント07-2:暗躍]※チャレンジ2

※プレイ人数が4人だった場合発生する。
・登場キャラクター:PC2、PC4
・場所:白鴉の砦

▼状況

ここは白鴉の砦だ。
砦の白鴉忍はすでに出撃準備を終えている。キミたちが砦に侵入したとき、ちょうど地鳴りが響いた。どうやら、ナイトアローがどこかで暴れているようだ。白鴉忍たちは浮き足立ち、合図を待たずに出撃しようとしている。妨害するなら今しかない。

・解説
PC2のチャレンジイベントだ。白鴉の増援を防ぐことが目的である。
ここでのチャレンジ判定を試みることができるのはPC2、PC4のみである。

 

▼チャレンジ判定

判定①:〈隠密〉…白鴉の砦に潜入する。幼い白鴉忍を連れている場合、判定に+20%
判定②:〈作戦〉、あるいは〈白兵〉〈射撃〉〈霊能〉のいずれか…砦への工作を行うか、白鴉忍たちを攻撃し、無力化することで増援を防ぐ。
判定③:〈知覚〉…研究室で〈ナイトアロー計画〉のファイルを発見する。そこには白鴉がナイトアローを捕らえるまでの記録が記されており、PC2、PC4はナイトアローの飛行装置《天ノ羽衣》を直すために必要な部品を手に入れることができる。

失敗…

PCが判定②に成功しないまま展開フェイズを終了した場合、決戦フェイズ[イベント09:誅罰]で毎ラウンドごとに白鴉忍が+2人増援として追加される。

チャレンジイベントを行った後、PC2、PC4は騒動の中心地へ向かう。
そこには半蔵と、ナイトアローを庇うようにしてPC1、PC3が対峙している。
また、[イベント06:異神の暴走]ですでにリトライ回数が0以下になっていた場合、PC1とPC3のみで先に決戦フェイズへ移行する。PC2とPC4は決戦フェイズの1ラウンド目に砦でのチャレンジイベントを行い、結果に関係なくラウンド終了時に合流することとなる。

 

-----------------------

[イベント08:苛烈な正義]※クエリー3

・登場キャラクター:PC3、PC1、PC3(PC4)
・場所:山中
※このクエリークエストは、チャレンジクエストに失敗していた場合発生しない。

▼状況

キミたちはナイトアローを説得し、その暴走状態をおさめた。現在はナイトアローを庇い、半蔵と敵対するような形になっている。そこにPC2(PC4)も合流する。
ナイトアローに同情的な三人を見て、半蔵は怪訝な表情だ。
「理解できない。彼女の力を研究することで、多くの人間が救われる。ヴィランを倒す力になる。それに、先程も見ただろう。ハービンジャーの力は野放しにしておくには危険だ」
さらに半蔵はPC3を見て、
「G6も同様に考えている。だからキミの友人は、彼らに管理されている。私欲を捨て、ときに非道にも目を瞑り、多数の安寧と秩序を守るための機構に徹する。それこそがヒーローのあり方ではないか?」

・解説
最後のクエリーイベントだ。PCたちは半蔵に、それぞれ自分のヒーローとしてのあり方を答えるといい。どう答えても、半蔵は正義の名の下にPCたちを誅罰しようと向かってくる。

 

▼エンドチェック

□チェック項目:PC2(PC4)が合流した。
□チェック項目:PCがそれぞれの正義について答えを示した。
□グリットを1点得る。

 

【決戦フェイズ】

※敵データについてはこちらを参照。

 

[イベント09:誅罰]

・登場キャラクター:全員
・場所:山中

・イベント開始前に
次の「状況」は、PCがすべてのチャレンジ判定をクリアした場合のものである。リトライが0未満になり、ナイトアローと戦うことになった場合は[イベント10:天の焔]を参照すること。

▼状況

キミたちの答えを聞いた半蔵は、最後にもう一度だけ問いを投げ掛けてくる。
「本当にナイトアローを渡す気はないのか?」
「ならば正義の御使いとして、この御使イ半蔵が誅罰を下さねばなるまい」
半蔵が笛を鳴らすと、あたりに散っていたらしい白鴉忍が集まってきた。覆面に覆われ表情は分からないが、彼らに感情の波はない。殺気すらなく、ただ役割としてキミたちを抹殺しようとしている。
さあ、戦闘だ。

 

・解説
【初期位置】

御使イ半蔵:エリア4
白鴉忍3体:エリア2
白鴉忍4体:エリア1

(チャレンジクエストの結果次第では、毎ラウンド白鴉忍が2体、増援としてエリア1に出現する)


▼エネミーの戦術
半蔵はエリア4から動くことはない。〈隠密〉状態のPCがいた場合、積極的に索敵を行う。
基本的には《苛烈なる獄炎》を使うことになる。威力は高めだが運動判定で避けられるため、実はメインウェポンではない。攻撃を受けた際に発動する《卑劣なる幻影》が半蔵の奥の手だ。またライフが減ると《白鴉の掟》で味方を生け贄に回復を行う。
白鴉忍たちは、射程内にいるPCからランダムで攻撃する。


【余韻フェイズ】

例)
キミたちは半蔵に勝利した。
気絶した半蔵を拘束した(あるいは殺した)キミたちに、ナイトアローは丁寧に礼を言う。
「わたしは、この星のヒーローに絶望していた。すべてが半蔵と同じだと思っていた」
「あなたたちの優しさに感謝を。あなたたちの信念に敬服を」
「いつかあなたたちが大いなる敵と出会い窮地に陥ったとき、わたしは必ず駆けつけよう」
そう言って、ナイトアローは《天ノ羽衣》で空へ舞い上がる。その姿はみるみる見えなくなり、暗くなり始めた空に一筋の星が流れていくのだった。


ナイトアローを見送ったキミたちが半蔵を振り返ると、倒れていた人影は白い人形に変わっている。額に書かれた「陰」の呪を見るに、どうやらこの場にいたのは半蔵本人ではなくヒトガタだったようだ。白鴉とは因縁が生まれてしまったが、キミたちの勝利だ。
キミたちはこれからも自らの信念を胸に、ヒーローとして人々を助けていくだろう。

 

各PCの結末は、それぞれの設定によって好きに演出していい。
理想がちだった新人ヒーローは組織の闇を知って大人になるのかもしれないし、一匹狼だったヒーローは幼いサイドキックを得るかもしれない。大切な友人との面会もあり得る。
※ちなみにPC1は当初の任務に背いたことになるが、G6はさほど気に留めないだろう。所詮は白鴉の内輪揉めである。ただし、これがG6の任務だったら……と釘を刺してもいいかもしれない。

 

□PCたちは成長点(最大9点//4人時10点)を得る。

 

------------------------------

[イベント10:天の焔]

・登場キャラクター:全員
・場所:山中

・イベント開始前に
こちらはチャレンジ判定に失敗し、ナイトアローが敵になっている場合のイベントである。すべてのエリアは山火事により【ダメージゾーン4】が追加されているため、ラウンド終了ごとに全員が4のダメージを受ける。

 

▼状況

ナイトアローにキミたちの声は届かない。
傷付いた彼女はすべてのヒーローを敵として認識し、襲いかかってくる。危険を察知した半蔵がナイトアローに飛びかかっていくが、その瞬間に空から振ってきた炎の塊が一瞬で半蔵を燃やし尽くした。
「我が名はナイトアロー。天津星を統べる天帝の第三皇女である!」
キミたちが戦って止めなければ、ナイトアローは暴走し続けるだろう。
さあ、戦闘だ。

・解説
【初期位置】

ナイトアロー:エリア4
星の精4体:エリア2

▼エネミーの戦術
ナイトアローは星の精がいる間はエリア4から動かない。星の精がすべて倒されると、PCの隣接エリアに移動する。
最初に《星の煌めき》を使い、以降は《天帝の一撃》でPCをランダムに攻撃する。ライフが10を切ると《憤怒の焔》でPCを一掃しようとする。

 

【余韻フェイズ】

例)
キミたちは戦闘に勝利した。
ナイトアローは力を使い果たし、その場で燃え尽きる。
虚しい気持ちで佇むキミたちの前に、人影が現れる。死んだはずの半蔵だ。よく見ると、燃え尽きた方の半蔵は人形に変わっている。
「やれやれ、ヒトガタをひとつ駄目にしてしまった」
溜息をひとつ零し、半蔵はキミたちに告げた。
「ともあれ一件落着。最良ではないにせよ最悪の事態にはならなかった」
「紆余曲折あったが、キミたちがいなければ民間に被害が出ていただろう。協力感謝する」


言うが早いか、半蔵は姿を消した。キミたちは勝利し、当初の任務を遂行したが、胸には無力感と疑問が暗い影を落としている。
「ヒーローとは、正義とは」
答えを求め、キミたちはこれからもヒーローとして活動し続けるだろう。

 

□PCたちは成長点(最大9点//4人時10点)を得る。